Chairman Message

代表取締役会長メッセージ

セルソース株式会社をご支援いただいている皆さまへ

このたび私は、2025年1月29日の定時株主総会とその後に開催された取締役会において、代表取締役会長として再び経営の責務を全うする立場となりました。創業者として立ち上げたセルソースは、これまで「再生医療の社会実装」の担い手として、挑戦を続けてまいりましたが、今再び経営の第一線に立ち、この歩みをさらに加速させるべく尽力する決意を固めました。

今回の体制変更は、事業展開可能な領域を模索し続け、更なる技術革新へ注力するための戦略の強化であり、セルソースを次の成長フェーズへと押し上げるための重要な一歩です。医療業界は日々進化しており、スピード感をもって事業を展開することが求められています。我々経営陣は、これまで以上に迅速な意思決定を実現する必要があります。

このような状況下で、私は医師として積み上げた技術と知見を活かし、研究開発の強化と再生医療の社会実装の加速に尽力してまいります。必要な変革を躊躇なく推進し、弛まぬ挑戦を続けることで、革新的な成果を追求していく所存です。

また、高齢化が急速に進む日本において、予防医療や生活習慣改善の重要性がますます高まっています。最先端の医療技術を自費診療の形で患者さまに届けるだけでなく、診療ネットワークの拡大とデータドリブンな医療モデルの確立を通じて整形外科における再生医療展開のプラットフォームを構築し、医療の提供モデルそのものを革新することが当社の使命の一つです。

私たちは、患者様に寄り添う医療サービスの開発と革新的な医療技術の研究開発を両輪として推進することで、社会にとって唯一無二の存在を目指します。そして革新的な医療技術の社会実装のために、市場環境や技術の進展に応じて柔軟に方針を調整し、必要な軌道修正を行います。これは私が代表取締役会長を引き受けるにあたり、現経営陣と共に確認した戦略的方針であり、これにより新しいかたちのバイオベンチャーとしての成長が加速されます。

さらに、国内に集約したセルソースのリソース、蓄積した技術と知見を次のステージである、海外市場や必要とされる地域や分野へ展開していくことで、より広範囲な医療の進化に寄与することも当社の使命であります。セルソースが、再生医療におけるグローバルなリーディングカンパニーとして成長するための礎を築くことも、私の知見を最大限活かせる領域と認識しており、海外市場への本格的な再進出に向けた準備を進めてまいります。

セルソースは今、新たな成長の局面を迎えています。セルソースビジョンのもと、患者様中心の医療を実現し、より多くの人々が最先端の医療技術を享受できる未来を創っていきます。そのために、これまでの戦略を基盤としつつ成長戦略のフェーズを次へと進めるべく、この新体制のもと挑戦し続けます。社員一丸となって社会により大きな価値を提供していく所存です。

皆さまの変わらぬご支援とご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

セルソース株式会社
代表取締役会長
山川 雅之

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