News
Share:
  • facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする
2020.12.14
お知らせ

大阪大学大学院医学系研究科と脂肪幹細胞由来エクソソーム等を用いた慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療に関する共同研究を開始

大阪大学大学院医学系研究科と当社は、「エクソソーム」※を含む細胞分泌物「セクレトーム」を用いた慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease、以下「COPD」)治療を目的とした共同研究を2020年12月より開始いたします。

COPDは、喫煙や大気汚染が原因で発症する慢性炎症性肺疾患です。発症すると肺胞が少しずつ破壊されて肺気腫になり、気管支が閉塞することで呼吸機能の低下等を引き起こします。全世界における死亡原因の第3位であり、日本国内においても約530万人以上の患者がいると推計され、国際的に対策が重要視されている疾患であるものの、根本的な治療法はまだ確立されていません。
そこで大阪大学大学院医学系研究科とセルソースは、COPDの新たな治療方法の確立を目指し、臨床応用を視野に入れた共同研究を実施いたします。まずは脂肪幹細胞(ASC)から抽出した細胞分泌物「セクレトーム」を用いた治療による炎症等の症状の進行抑制効果を検討するとともに、ASCセクレトームの成分解析や主に肺をターゲットとした組織解析により治療の作用機序を解明し、臨床応用を目指します。

※ 細胞から分泌される直径50-150 nmの細胞外小胞。細胞間・組織間の情報伝達に使われており、細胞に対し様々なはたらきを持つ。疾病治療、疾病診断のバイオマーカーとしての活用が世界的に注目されている。

詳細はこちらよりPDFファイルをご参照ください。

Contact

セルソースへの各種お問い合わせは、
こちらからお気軽にご連絡ください。