当社は、この度、ヒトの血液から抽出される多血小板血漿(Platelet-rich plasma、以下「PRP」)を更に濃縮して成分を高め、フィルターを通して無細胞化し、かつ凍結乾燥させることにより常温での安定した輸送と長期保存を可能とするPFC®フリーズドライ製法につき特許を取得いたしました。

【特許の情報】
特許の名称 :成長因子混合物およびその調製方法
特許番号  :特許第6391872号
特許登録日 :2018年8月31日

【特許の概要】
PRPは人体の組織の修復を促す様々な成長因子を含有しています。現在、その作用を利用し、疼痛軽減や組織修復、機能回復といった効果が期待されるPRP療法が世界中で行われています。近年では、プロアスリートが肘の故障の治療にPRP療法を用いたことで注目を集めました。

PRP療法は、患者への侵襲性が低く、患者自身の血液を利用するため拒絶反応のリスクがほぼ無に等しい画期的な医療です。しかし一方で、従来のPRPはその場で作製し使用するため、治療の度に採血と血液の加工作業を要するという特徴がありました。

この度当社が特許を取得した「PFC®フリーズドライ」製法は、患者の血液からPRPを作製した後、さらに成長因子を抽出して濃度を高め、フィルターを通し無細胞化と凍結乾燥の処理を施すことで成長因子混合物をパウダー化する技術です。この調製により、成長因子混合物(以下「PFC®」)を、常温で安定的に輸送かつ長期保存できるようになるため、1度の採血で複数回治療分のPFC®を作製することが可能です。
また、凍結乾燥させた一部の成長因子は、従来のPRPよりも総量が2倍に増加することが判明しており、治療への効果が期待されます。

なお、当社では「PFC®フリーズドライ」製法を用いた血液の加工受託サービスを行っています。医療機関は患者の血液を当社に送付するだけで必要分のPFC®を準備でき、頻回投与が想定される治療において、医療機関並びに患者の負担を大幅に軽減いたします。

詳細は下記のPDFをご参照ください。
【プレスリリース】セルソース、PFC®フリーズドライ製法の特許を取得(350KB)

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