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2022.08.02
お知らせ

The American Journal of Sports Medicineに変形性膝関節症治療におけるASCとSVFの臨床的安全性と有効性についての比較研究結果が掲載されました

スポーツ科学分野の世界的な医学専門誌「The American Journal of Sports Medicine」(米国スポーツ整形外科学会(AOSSM)発刊)にて、変形性膝関節症の治療におけるASC(脂肪由来培養幹細胞) 対 SVF(間質血管細胞群)注射の臨床的安全性と有効性についての比較研究結果が掲載されました。
本研究に用いられたASCの製造には、当社の加工受託サービスが利用されています。

・ASC:adipose-derived mesenchymal stem cell。SVFから脂肪由来幹細胞を抽出してさらに培養したもの。
・SVF:Stromal Vascular Fraction。脂肪組織から作製される、脂肪由来幹細胞や血管内皮等を含む物質。

変形性膝関節症患者の関節内にASCまたはSVFを注射し、2年間の追跡調査を行った結果、それぞれ痛みや機能に改善が見られました。
特にASC注射においては、注射後12ヶ月時点の評価で有意に優れた改善効果を発揮し、2年後の成績も優れていることや、SVF注射よりも細胞採取のために行う脂肪吸引後の疼痛、腫脹などの有害事象(合併症)の発生頻度が有意に低いことから、変形性膝関節症の治療において、SVFよりもASCを使用することが正当化される可能性があることが報告されています。
本研究は、変形性膝関節症治療におけるASCとSVFを直接比較したヒトにおける最初の試験の追加報告です。

【サマリー】
Clinical Safety and Effectiveness of Adipose-Derived Stromal Cell vs Stromal Vascular Fraction Injection for Treatment of Knee Osteoarthritis: 2-Year Results of Parallel Single-Arm Trials

Naomasa Yokota, MD, Stephen Lyman, PhD , Hiroto Hanai, MD, PhD, Kazunori Shimomura, MD, PhD, Wataru Ando, MD, PhD, Norimasa Nakamura, MD, PhD

First Published July 14, 2022

※本研究は特定の治療を推奨するものではありません。
※本邦においては、脂肪由来幹細胞を用いた治療は自由診療に該当します。

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